今日もまたひとこと

たすけて

先日会社で組織変更がありまして。

それに伴って皆の担当範囲がちょっとばかり変わりました。
私の仕事はスティーブンに渡して、スティーブンの仕事はゲールに渡す。
そしてゲールの仕事はベブに行く、といった具合。


この状況により、最近のオフィスは少々混乱気味なんです。

担当変更の際にもちろん引継ぎはしたし、もともとみんな
関わりのある仕事をしていたのでそれほど大きな変化ではなかった筈
なんですけど。

それでもやっぱり1度説明されても完全には理解できない事柄や、
自分で仕事を始めてみて初めて出てくる疑問点などもあって。

「あれ~、このトランスアクションはどう処理したらいいんだっけ?」とか、
「なんでこのレポートの数字とあのレポートの数字が合わないんだ~?」
などという呟きがオフィスのあちこちから聞こえてきます。



さてさて、上にも書いたように
私の仕事を引き継いだのはスティーブン。
彼もご他聞に漏れず新しい仕事に頭を痛めているようです。

引き継いだ仕事が難しすぎたのか。
彼の出来が悪いのか。
前任者の頭が悪くて、引継ぎ説明がいい加減すぎたのか。
(はい。 正解はもちろん3番目です…)

よく彼の席からは
「う~ん、う~ん…」という呻き声が聞こえてくるんです。


しばらく考えて分からなければ、前任者である私の所に質問に
やって来るわけですが。
どうやらそれも度重なると、気が引けてしまう模様。


質問回数が増えるに比例して、スティーブンが切り出す言葉は
だんだんと丁寧になってゆきます。

最初は単純に
“I have a question.” (質問があるんだけど)

そして次回は
“Can I ask you a question?” (ちょっと質問してもいいかな?)

3度目になると
“I was wondering if you could help me…”
(助けてくれると本当に助かるんだけど…)


なんと今日はついに
“I need your expertise”
と言われてしまいました。


Expertise (エクスパティーズ)とは、「専門知識、専門技術」という意味。
日本語でもよく使われる expert「エキスパート」の
持っている知識が expertise だと言えば分かりやすいかもしれません。


ところがこのexpertise、
必ずしも「専門知識」の意味で使われるわけではないんです。


「キミがこの件について詳しいと見込んでお願いするんだ。」とか
「ちょっとあなたのお知恵を拝借したいんだけど…」など。

相手をちょっぴりおだてあげて何かをやって貰いたい時に
使うことができます。

それに、
「あなただったら私の持っていない知識を持っているから‥」の意で
へりくだって使われている事も多い気がします。



アメリカ人に自信過剰の人が多いのは周知の通り。

日頃の彼らの自信満々の横柄な態度をみていると
アメリカ人って他人に弱みをみせたり、へりくだったりという事は
しないのかと思ってしまいます。

でも、、、彼らだって同じ人間なんです。
時には遠慮してしまったり、相手にお世辞を使ったりする事だって
あるのですよね。


I need your expertise. はそんな彼らが垣間見せる
謙虚さのカケラの様な気がします。

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アメリカ人でも謙虚さは理解できるかもしれませんが、
侘び寂びは分かってもらえないかもしれません…。
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by emica96 | 2005-05-30 15:21 | 「なるほど!」の英語たち
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南カリフォルニア在住のエミが日常生活の中で見つけたあれこれです。 今日のひとこと英語と共にお届けしています。
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