今日もまたひとこと

ハリポタふたたび

ハリーポッター6巻の邦訳って
来年の夏まで発売されないそうですね。

なんでまた、、、そんなに時間がかかるのでしょう?


魔法界のヘンテコリンな名前が訳しづらいのは
十分理解できるけど。

「でも、ちゃんとプロジェクトチームを組んで
仕事を進めていったら1年なんてかからないでしょう?」
(最終責任は一人にあるのは当然としても
そこに辿り着くまでは複数の努力が使えるはず)

なんて思ってしまうのは、翻訳業界を知らない
私の無知さゆえなのでしょうか?


ま、それはさておき。

今日はハリーポッター6巻で見つけた
小さな言葉遊びの例を紹介させてください。



――ネタバレではありませんが
邦訳版を完全に待ちたい方は
これから先は読まないでくださいね――



Harry Potter and the Half-Blood Prince, P.79

“Don’t count your owls before they are delivered, ”
said Dumbledore gravely.


ダンブルドー教授は諭すような口調でいいました。
「ふくろう達が手紙を配達してくるまで、結果を決めつけては
いけないよ。」



ハリーポッターをご存じない人の為に、まず最初に簡単な解説を。

魔法使いの世界では、郵便物は owl (ふくろう)によって
配達されます。

この場面でハリーは
前年に受けたO.W.L. (Ordinary Wizarding Level) という
全国共通試験の結果が送られてくるのを待っている最中でした。

「ど~せ出来が悪かったから…。」 とちょっと投げやりになっている
ハリーに向かって、
「本当のテスト結果が(ふくろうによって)配達されてくるまで
結果を決めつけないように。」
とダンブルドー教授が諭していたというわけなのですね。



スルドイ方は既にお分かりでしょうが
この英文、

Don’t count your chickens before they hatch.
「卵が孵る前にニワトリの数を数えるな」
(=とらぬ狸の皮算用)

という英語の諺のもじりです。

Don’t count your owls before they are delivered.

Chickens (ニワトリ)の代わりに Owls (フクロウ)を。
Before they hatch (卵が孵る)の代わりに
Are delivered (配達される)が使われているというわけ。


本当にちょっとした事ですが、
こういう(英語の)言葉遊びって翻訳によって失われてしまいがち。
(逆に言うと、こういう部分をどう訳すかに翻訳者の方達が
プロの力量を発揮されるのでしょうね。)


ど~せ翻訳は来年まで発売されないのなら。

邦訳を読む前にちょっとだけ英語版を手にしてみるのも
いいのかもしれません。

ちゃんと読まなくってたっていいと思うんです。
雰囲気を楽しむだけでもいいと思うし
原書でこそ堪能できる、ちょっとした言葉遊びが
いくつか見つかるかもしれません。

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おまけ:
O.W.L. (Ordinary Wizarding Level) 「魔法使い基本レベルテスト?」も
イギリスの教育制度の一環である共通テスト、GCSE O level
(General Certificate of Secondary Education Ordinary Level) の
もじりです。
さすが作者のローリング女史、色々なことを考えつきますね!
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by emica96 | 2005-07-22 14:34 | 「なるほど!」の英語たち
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南カリフォルニア在住のエミが日常生活の中で見つけたあれこれです。 今日のひとこと英語と共にお届けしています。
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