今日もまたひとこと

ペルーから戻りました: その2

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ペルー旅行のハイライトの1つはマチュピチュ観光。

別名『天空都市』とも呼ばれるこの街は
16世紀にスペイン人から逃れる為にインカ人が作った
秘密都市だと言われています。


マチュピチュを訪れるにはクスコから日帰りする人が大半で、
私たちもそうしたのだけれど。
この都市を本当に堪能したければマチュピチュ観光に
最低2日はかけるべきだと現地に行ってから知りました。


1日目はガイドツアーに参加して
様々な見所や、それにまつわる研究結果について教えてもらい。

2日目は前日に習った知識を元に自分たちで遺跡を歩き回ったり
または、マチュピチュを見下ろす聖山、ワイナピチュ登山を楽しむ。

というのが理想的な観光日程なのだとか。


確かにクスコからマチュピチュへと日帰りしようとすると
朝6時発電車に乗って出かけたって、
マチュピチュに滞在できるのはせいぜい3時間半。

そんな短い時間に、あの神秘につつまれた都市を
鑑賞しつくすのはどう頑張っても無理がありましょう。


ただ、ペルーにつくまでそれを知らなかったもので。
(ちゃんと下調べをしてからでかけましょう…)
「そ、、そんな事言われたって、今さら日程変えられないよ~」
と、途方に暮れてしまった私たち。

マチュピチュをじっくり堪能するのは諦めざるを得ませんでしたが
逆に
「1日で、2日分楽しんでやる!」と
妙な闘志を燃やしてしまったのでした。



まずマチュピチュ観光は
ガイドツアーに参加する事からはじめました。

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私たちのガイドは陽気なマリオおじさん。

プロなんだから、当たり前といえば
当たり前なのでしょうが、遺跡の事は
隅から隅まで知り尽くしています。




‐マチュピチュには上流階級のみが住むことができた。
‐750人から1000人が住んでいたと見られている。
‐16世紀に建てられ、わずか50年ほどしか使われなかった。
‐マチュピチュは2つの断層に囲まれており、地震から守られている。
‐段々畑になっている農地に使われている土壌は別の場所から運ばれて来た。
‐正確に東西南北を指し示す石がある。
‐祈祷に使われていたとみられるとある部屋は、窓に向かって話しかけると言葉が部屋全体に反響する。
‐一見同じように見える家々は、神殿と住居では石組みの精巧さがまるで違う。

などなど、などなど…。

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メモを取らなかったので大半は忘れてしまったし
記憶違いもあるかと思うけれど。
でも、ちゃんと知識のある人に説明をして貰いながら遺跡を見学すれば
味わいも深まろうというものです。



そうそう、
『マチュピチュ』って本当は街の名前ではないのだそうですね。

マチュピチュは都市が建てられた背後の山の名前。
1911年にハイラム・ビンガムがこの都市を発見した際、
都市の名前が分からなかったので
山の名前をそのまま街につけたのだとか。

『マチュピチュ』とは原住民の言葉、ケッチャ語で『老いた峰』。
向かいには対のように『若い峰』の意の『ワイナピチュ』がそびえます。

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マチュピチュの写真には
必ず正面に写っているこの山がそう。

このワイナピチュ、
インカの人々には聖山として崇められているそうで
山中にはいくつかの神殿があります。


でもね、
ワイナピチュの神殿より何より、
煩悩に溢れた私がそそられてしまったのは
ここからの眺め。

だってホラ、高さといい、角度といい
マチュピチュ全体を鑑賞するのに最適な場所じゃないですか。


こう思う人は私だけではないらしく。
山頂からの眺めを目当てにした人達でワイナピチュ登山は賑わいます。


写真で見ると物凄く急な岩山のようだけれど。
ガイドブックによると
登山自体は見かけほど辛くないよう。

「2時間から2時間半あれば山頂まで登って降りてこられます」
と書いてあります。

普通の体力がある人だったら
ちょっと頑張れば踏破出来そうな山ですよね。

ただ私の場合、問題となったのは時間。

マリオおじさんのツアーが終了したのが12時半。
クスコに戻る為の最終のバスが出るのが2時半。

バス停までの移動の時間を考慮にいれると
(遺跡は結構広くて、迷路みたい…)
ワイナピチュ登山に使えるのは1時間半しかありません。


で、、、どうしたかって??
それはもちろん
「2時間かかる登山を1時間半でやってのけてやろうじゃないの!」
と豪語させて頂きましたとも。(笑)


いや~~~、でも、辛かったです。

後先を鑑みず、最初は駆け足で登り始めちゃったりしたもので。
登山開始後20分にして、汗はダクダク、心臓はバクバク。

すぐに体力を使い果たして
10歩歩いてはゼーゼーと荒い息を吐きつつ
立ち止まるという恐慌状態に陥ってしまったのですね。

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さすがにもう駄目だと思いました。

急斜面なので登山中は山頂が見えず、
自分がどの位置にいるのか分からないのです。



20分間必死で登ったつもりだけれど。
まだきっと山頂までの道のりの3分の1位しか来ていないのだと思って
「こりゃムリだ~、とても時間内になんて登頂できないよ。
やっぱり諦めて引き返そう。」
そう呟いた正にその時でした。

山頂から降りて来たおばちゃまが私達を見てひとこと。

“You are almost there!” 「もうすぐよ!」


You are あなたは
almost もう殆ど
there! そこにいます


上記の構文でのThere は「目的地」。
この場合はもちろん山頂を指します。

ですからおばちゃまは
“You are almost there.”
「あなたはもう殆ど目的地にいるわよ!」
つまり
「もうすぐで山頂よ!」と
言ってくれていたのでした。


なんにせよ、この言葉を聞いた時はもう、
地獄に天使の声を聞いた気分でした。

だって、目的の山頂はまだまだ遠いと思っていて。
今まさに諦めて引き返そうと思ってたんですもん。

既にalmost there なのなら時間内に到達できそうじゃないですか。


実際、おばちゃまのこのセリフから15分少々で山頂に到着。

それまでかいた汗を一気に吹き飛ばすような
涼やかな風にふかれながら
遥か足元に見下ろすマチュピチュの風景を楽しんだのでした。
(断崖絶壁でちょっと怖かったけど)
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ちなみに、、、
ワイナピチュ登山口に戻ってみれば
トータルでかかった登山時間は1時間15分。

山頂で15分位のんびり休憩した事も考え合わせると
なかなかのタイムだったといえましょう。



そうそう、最後に付け加えておきますと。
このワイナピチュ登山、本当に辛いのは実は登りではなく降りです。

特に階段を使って降りようとすると
(山頂付近には登山ルートが2つあり、階段か山道かが選べます)
そのあまりの急勾配に泣きそうになります。

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この階段、傾斜が急な上に幅が狭く、
掴る所もなく、降りは本当に怖いんです。
(写真では怖さが分かってもらえないのが残念!)



高い所は平気なはずの私が、
本気で半べそをかきました。。

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by emica96 | 2005-10-13 03:40 | 旅のつれづれ
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南カリフォルニア在住のエミが日常生活の中で見つけたあれこれです。 今日のひとこと英語と共にお届けしています。
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